私は沖縄に移住していた時期がある。
その時に女性向けのマッサージを生業にしていました。その時のことを思い出しながら書いています。
今は別の職業についていますが興味のある方はご連絡ください。

那覇市のホテルの一室。ドアを閉めた瞬間、彼女はどこか落ち着かない素振りを見せた。待ち合わせからここまで来る間にも、何度となく「大丈夫かな……」と不安げに眉を寄せていた。だけど、その表情の奥には、ほんの少しの好奇心や期待感が混ざっているのが見て取れたから、僕の胸もほんのりと高鳴り始めていた。

「まずはシャワーを浴びて、リラックスしてきてください」
そう声をかけると、彼女は小さくうなずいてバスルームへ向かう。ドアが閉まる気配のあと、シャワーの水音が遠くに響き始める。僕はそのあいだに、マッサージに使うオイルやタオルを準備して、部屋の照明をさらに落とした。これから始まる特別な時間にふさわしい空間を整えていくわけだ。彼女がシャワーを終えたら、今度は僕もさっと体を洗いに行く。

シャワーを終えた彼女は、全裸でタオルを胸元だけに軽く巻いていた。やや恥じらいを感じさせる表情が、妙に初々しい。
「じゃあ、ベッドにうつ伏せになってください」
少し照れてはいるけれど、静かにベッドへ腰かけ、やがて恥ずかしさを押し殺すように伏せてくれる。紙パンツは使用せず初めから全裸で施術を行う。全裸を見知らぬ男性に晒すことでより高揚感が増していく。

手の平で温めたオイルを手になじませ、まずは足先から優しくオイルマッサージ。肌と肌が初めて触れ合う瞬間は、女性の緊張感が伝わってくるようで、緊張をほぐすように優しく触れていく。
ふくらはぎから太ももへ、ゆっくり上へとマッサージを進めていくと、やがて彼女の呼吸が深くなっていくのを感じる。お尻のあたりに触れると、彼女は少し腰を浮かせるような仕草を見せるけれど、まだ直接敏感な部分には触れない。そのまま腰から背中へ、さらに肩や腕へと、オイルの熱を伝えながら丹念にほぐしていく。ときどき、ふっと薄い吐息が漏れて、彼女の心地よさを感じてくれているのを察することができる。
ここまでは本当に気持ちの良いオイルマッサージである。男性の大きな手でマッサージを受けることで女性はリラックスし体も心もほぐれていく様子が伝わってきます。