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2024/03/29 00:16:55
(Zp2GNyCA)
ただの偶然にしては良く出来ている。
しおり。山を歩くとき、木の枝を折るなどして目印にしたもの。また、読みかけの書物の間にはさむもの。案内・てびき。
読みかけなのだよ。
歩き続けている。
終わっていない。
だからどうということでもないのだろう。
ただ、終わっていない。
それだけだ。
昔、京都に旅行に行った時、徒然に金箔の栞を買い求めた。
鳥の絵柄だったかもしれない。
いつの間にか手元から消えていた。
どれか本に挟んだまま書架に閉まっているのだろう。